11月29日(火)晴
江東区砂町文化センター主催の「第2回文学散歩~江東ゆかりの文人たち」で、相模原市、町田市方面へ。今回のテーマは、「町田と江東のつながり~青柳寺と俳人 石川桂郎~」。昭和21年から約12年江東区に住み、当時の江東区の様子を「焦土諷詠」として多くの俳句を残した俳人・石川波郷の「鶴」創刊に参加した石川桂郎の終の棲家とした町田の地を訪ねる。石川桂郎は、明治42年東京に生まれ、家業の理髪店を継ぐが、石田波郷を識り俳界に入り、昭和39年「風土」を創刊、主宰するなど俳壇の奇人、傑物ともいわれ、昭和50年に66歳で死去したという。
最初に訪れたのが相模川市古民家園内にある旧青柳寺庫裏。同庫裏は、平成10年に上鶴間谷口にあった旧青柳をこの地に復元したもので、青柳寺本堂火災後、ここで青芝句会が開かれた。地元の俳人山本つぼみさんが見学先の説明をしていただく。昼食のあと町田の青柳寺へ。この寺で、桂郎の葬式が行われ、境内の墓地に眠っている。同墓には著名な俳人(小生にとっては知らない人が多かったのだが)、八幡城太郎、田中冬二、乾直志、浦池歓一、那須辰造など文人の墓も多数あり山本先生の開設を聞きながら回る。俳界について知識のなかったので大いに勉強になった。
16時30分現地解散。急ぎこの足で、JSS「M個人情報の保護研究会」出るため、芝公園のNEC総研の会議室へ。報告者は、名探偵ハギーこと萩原栄幸氏。